これも一つのピリオド
知沙希ちゃんの発表でいろいろ考えていたら、まなかんも卒業を発表しました。カントリーを意識せざるを得ない2人。計算ができる2人。ちゃんと野心を自覚できる2人かな。そう考えると、まだ十分間に合う年齢で、アイドル界から離れていく2人かもしれない。自己実現を果たすために。
懐かしい写真よ。
懐かしい可愛い。
この曲のリリースイベントにまなかんが来なかった時のことはすごくよく覚えています。ステージの様子と「え、どうして？大丈夫かな」と思いながら観ていたこととか。なにより恋マグのまなかんのダンスを見たかったし。ざわざわの始まり。そこからいろいろありましたね。懐かしいとか書いたけれど、一切が自分の中で過去になっていないことに驚きます。なにもかもいまだに納得していない。
けれど、2人のこのタイミングでの卒業は納得してしまうのよ。先を見てよく考えて決めたらまっすぐ行くんだろう。周囲に優しい2人だけど、周囲を振り切ってちゃんと自分のために生きることもできる。痺れるよ。
昔話。稲場愛香と言えば、研修生時代からダンスに注目が集まっていた子で、当時、カントリーで満足するのかみたいな意見を多く見た記憶があります。カントリーが結成してすぐの里山イベントでのステージを見た時、わたしは逆にすごくいいなと思って。可愛い振り付けをちゃんと可愛くやりきるのにだってダンススキルとセンスは必須。まなかんはそれができる。そこがカントリーの中ですごく光ってたんですよねえ。でも自身が真に望んでいたテイストではないんだろうな、本当はスキルが最大限に発揮できるようなかっこいいグループが良いかのもしれない、同時にそんな思いも隠し持ちました。
いずれにしても、彼女が初期のカントリーを牽引していたのは間違いないことです。そう思っていたからこそ余計、彼女が離れた後のミステリアスな混乱はわたしの中でも長く尾を引き、正直なところ今もJuiceのまなかんにしっくりはきていなかった。そんないち個人の思惑など置いて、Juiceで立ち位置を刻み、ステージでバッと輝きを放つまなかんも見てきました。ダンス学園も、気づけばまなかんのかっこいいところを見たくてその姿を追ってました。思えば初期からずっと、ダンスの鬼みたいなまなかんを見てはやられてきたのです。やられた！って思わされ続けての今日です。今回の、潔い決断にも。
知沙希ちゃんは留学とのこと。勉強好きな印象はあったので、そこまで意外でもないですが、いや、やっぱり語学留学は意外だ。先に進むための一工程に思えます。
コロナがなければ。と一番思うのが森戸知沙希だった。とは、卒業の報を見て真っ先に強く思ったことでした。
モーニングでアイドルを全うしようと考えていたと思うのです。けれど、アイドルとしてできることがだいぶ狭まってしまった。何年も、いわばお茶を濁すような活動の中で、目標も目的もその先へ向いてしまったかもしれない。森戸知沙希は頭が良くて努力できて気が回って可愛いので、アイドルじゃなくても輝いてしまう。
ファンとして、悔しい、アイドルとしてのもっと先を見たかったっていう気持ちもまだ強くあるのですが、それを言うなら、コロナ禍に突入してすぐからもうずっと思っていたような気がします。
知沙希ちゃんが出演するハロコンで行けるものは見に行ってました。人によって受け取り方それぞれですが、自分の立ち位置、立ち回りをある程度決めてしまったようにも見えていた。いつ見ても、きれいだなあと思ったし、それは成長ではありますけれども、主役をもぎ取っていくような瞬間を見たいじゃないですか。目で殺せる人なんだし。
モーニングでのベストパフォーマンスってこれまでだとどのあたりのどの公演になるんだろう、そんなことが急に気になっている。モーニング単独は全然見れてないですからね。全然追いかけられなかった。
予期できるような具体的なことは思い当たりませんが、意外ではない。ショックというより、帰ってきてくれるんだ、というのは有難いお知らせと受け止めます。
明日へ！
あらためて、カントリーって、かっこいい子たちが全力で「可愛い」をやっているところが最大の魅力だった。
後にも先にもわたしの中でこんなにも素敵なグループはない。これだけの時間を経ても、自分にとってその事実があまりにも変わりなさ過ぎて、いつまで経ってもいつも近くにカントリーがいます。
だけどハロプロからはもう、全員巣立ってしまうんだなあ。遂にそんな時が来たんだ。遂にこの時が。
