1日分のお砂糖

おもにカントリー・ガールズへの思いのたけを書くブログになろうかと思います

派手にジャケットサイン会ももち編

ももち編。とか書いたけど他のメンバーはないんですけれども、行って参りました。前回うっかり家族旅行とダブルブッキングしてしまいぶっちしたブギウギの時、4月のサイン会のリベンジ会です。忸怩たる思いです。

こういう会は1年振りくらいで。去年9月のためサマの握手会以来。そのときが生まれて初めての握手会だったんですけど、間近で対峙したらなぜかももちから若干怯えられ。事前の想像では、営業スマイルでお仕事的に「ありがとうございますぅ」とか言われてさらりと終わるもんだと思っていたので、まるで緊張感なく保険の営業かなんかのように「こんにちはー」って入っていっただけなのですが、予想外にビクつかれ、こちらもフリーズ。私服風衣装のときで「すごいかわいい」と言ってみたら完全に想定外の「いえいえ、そんな……とんでもないです……」と消え入りそうな声、伏せ目で視線が横にいっているという怯えはにかみように、もう二の句も継げず(なんなんだ早く終わってくれ)と願ったあのとき。最後にようやく「また来てくださいねー」と言われてほっとしたものの、こんなの無理だよもう来れないよ!と逃げるように帰ったほろ苦い思い出しかない。あんなたった7~8秒の出来事でアイデンティティが揺るがされるなんて、ファンってなんて脆いの。

思い出して書いてみたらなんだかものすごいダウナーエピソードみたいになってしまいましたが、まあシングル出たら1回くらいは参加してみたいファン心。今回こそは当たり障りなくソフトランディングしたい。

まあ握手とちがって、サイン会なら今度こそ、サイン書いてもらってる間、おとなしく待ってればいいだけですし、また緊張感なく会場に入ったのですが

わたしが列の先頭かよ。
なんとなく、前の方の様子伺いしながら心の準備しようと思っていたのに…!
時間が来てどうぞと促され中に入り「こんにちは」は控えめに…笑 ジャケットと宛名を書いた紙をももちに手渡して赤い線の内側に立つ。シュールな光景だな。

「○○○○さんでいいの?」と確認される。ただ本名の名字をひらがなで書いたのだが。な、なにか問題でも?
気づいたときには飲み込まれているのだ。完全に疑心暗鬼に陥っている。
「なに書いて欲しいー?」
はい?
背後から「あと30秒です」と声がかかる
え? …30秒もあるの?
30秒無言、それはない話だった。はい、ももちになにを書いてほしいの?!わたし!
「え、えーと……仕事がんばれ、とか」
いけない。この日を休むために前日詰め込みすぎた上にこぼれている仕事のことを思い出してしまっている。
「わかったー。お仕事なにしてるのー?」
えっ……職種言わないといけないですか、ここで…。めっちゃ恥ずかしい。自意識過剰ですか?ですよね。しかし咄嗟に適当な嘘も思いつかない。
「……×○△の仕事を」今思い返すとね、ほかに障らない言いようはあったのにさ、気恥ずかしすぎたよねほんとに。おかげで
「かっこいいねー」
などと言われてしまい汗がどっと出る。ほんとよね、なんか自慢げにかっこよさげな職種言っちゃってね!「かっこよくなんてないですよ…」いけない、ももちは反射的に言ってるだけで、別に「そんなナリで×○△なわけ?」などと皮肉られたわけでもなんでもないのだ。
「えんぴつ使う?」
なるほど、仕事に関わるっぽいアイコンを足してくれると…!ありがとーございます。
「使います」と言うと、えんぴつの絵を描き出すももち。『派手にジャケットサイン会』とはそういう会だったんですね……
「ふふ、鉛筆描いてる」と言うと「そうだよー?」と返ってきた。
「あと15秒です」「はぁーい」
座って俯いて描いているももちの睫毛。睫毛見てしまう。ももちは色ペンでせっせとハートを塗りつぶしている。あとは無言で良さげ?
「あと5秒です」と声がかかってから、タイムトライアルのように小さいハートをいくつもピンクのペンで殴り描き、終了。「はいどうぞ」と手渡されました。
みんな、あれ書いてこれ書いてとか気の効いたリクエストしてるんでしょうか。その気のある人は会話もめっちゃできますよね。これものすごいサービスに思う。

で、わたしの心中は無駄に大騒ぎだったが、やりとりのみを思い返せばまるで何の当たり障りもない、これは今日までのあれこれを一気に払拭できるレベルのソフトランディングに成功したと言えるんじゃないかと!ありがとーございますありがとーございます…!そして持ち帰れるというのが良いですね。ずっとニヤニヤできますもんねー。

サイン書いてもらうなぞもう慣れたもんだ、という方にはどーだっていいことですが、ちょっと変わった名字なので本名書いてもらってよかったなーと思います。ももち肉筆のわたしの名字。